津久見市
- Tsukumicity -
津久見扇子踊り
- Tsukumisensuodori -
ー 大分県無形民俗文化財 ー
~優雅に躍る舞姿~
大分県無形民俗文化財に指定されている津久見扇子踊りは、約450年前の戦国時代に戦没した勇士や農民の供養の願いをこめて創られたと伝えられています。
弓を引き絞るしぐさや戦の中で古式ゆかしく装う『合せ鏡』の姿、また「エイエイオー」の勝利の声などは、さながら当時の武士の心をしのんでいるように感じられます。
優雅・豊麗・哀歓をこめた扇子の流れが格調高い舞姿は、津久見市を代表する郷土芸能として現在まで引き継がれていて、毎年8月下旬に行われる「津久見扇子踊り大会」では、市から認定された「扇子踊り娘」をはじめ、津久見市内の企業・団体など多くの人々が輪を作り、扇子の舞を披露します。
九州の北東部に位置する大分県津久見市は豊後水道に面していて、その美しいリアス式の海岸線が、段々畑で栽培されるミカンとともにブルーとオレンジのコントラストあふれる風光明媚な景観を作り出しています。
戦国時代には大友氏の支配下にあって、キリシタン大名・大友宗麟の終焉の地としても広く知られています。
江戸時代から明治時代に進んだミカン栽培や石灰づくりも、大正時代に日豊本線が開通すると栽培面積が一気に拡大、また近代的なセメントエ業へも発達して、現在では市の基幹産業に成長しています。
動画一覧
-List of videos-
2021年7月9日
令和3年度 津久見扇子踊り娘 認定式
令和3年度 津久見扇子踊り娘 認定式が行われました。
昨年は、コロナ禍で津久見扇子踊り娘の募集は行われませんでしたが今年は、この大会がライブ配信されるということで、7人の先輩方に加え新たに8人の扇子踊り娘が選ばれました。
2021年8月3日
先輩との初顔合わせ
この日は新たな扇子踊り娘が、先輩たちと初めて顔を合わせる合同練習が行われました。
これまで何日も練習を重ねてきた1年生は、先輩の2年生を前に緊張気味です。
2021年8月18日
地方さんとの音合わせ
この日は、地方さんとの初めての音合わせ。
本格的な唄や三味線、お囃子に扇子踊り娘も身が引き締まります。